尾張大國霊神社 国府宮|ご祈祷 はだか祭

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令和7年2月10日(月)

はだか祭

令和7年(2025年) 儺追神事関連行事日程表
時間 旧暦 内容
1月 30日(木) 9:00 旧正月2日 儺追神事(はだか祭)標柱建式
1月 30日(木) 10:00 旧正月2日 儺負人(神男)選定式
2月 3日(月) 9:00 旧正月6日 大鏡餅餅米洗
2月 4日(火) 6:00 旧正月7日 大鏡餅餅搗(おおかがみもちもちつき)
2月 7日(金) 17:00 旧正月10日 儺負人(神男)参籠(なおいにん(しんおとこ)さんろう)
2月 8日(土) 9:00 旧正月11日 土餅搗神事並秘符認(つちもちつきしんじならびにひふしたため)
2月 8日(土) 9:00 旧正月11日 大鏡餅飾付
2月 9日(日) 13:00 旧正月12日 大鏡餅奉納(おおかがみもちほうのう)
2月 9日(日) 19:00 旧正月12日 庁舎神事(ちょうやしんじ)
2月 10日(月) 15:00 旧正月13日 儺追神事(はだか祭)
2月 11日(火) 3:00 旧正月14日 夜儺追神事(よなおいしんじ)
2月 11日(火) 8:00 旧正月14日 大鏡餅餅切始(おおかがみもちもちきりはじめ)
2月 14日(金) 19:00 旧正月17日 的射神事(まといしんじ)
2月 23日(日) 9:30 旧正月20日 なおい茶会

     
儺追神事(はだか祭)標柱建式
     

「儺追神事」 「令和 年 月 日」と書いた標柱(しめばしら)を、恒例により第二鳥居前と楼門前の二ヶ所に建てます。これは、この日より神事の期間に入り、この場所にて儺追神事が行なわれる事を標示するものであり、古習俗のひとつです。

儺負人(神男)選定式

儺負人(神男)選定式 なおいにん(しんおとこ)選定式儺追神事の中心的役割を担う儺負人(神男)を選定する神事です。志願者を集め儺追殿で神事を斎行し、神籤(みくじ)により儺負人を決定します。儺負人には証である差定符(さしさだめふ)を授けます。

     
大鏡餅餅搗
(おおかがみもちもちつき)

早朝より奉賛会員が餅搗き会場に集まり、お祓いの後50俵の餅を奉賛会員総出で搗きます。お昼頃には、その年の神男が登場し会場が湧き立つ中、各臼を搗いて周ります。夕方には搗き上がり飾り付けの日まで大事に保管されます

大鏡餅の説明

儺追神事の特別のお供えとして毎年拝殿中央に50俵どりの大鏡餅がお供えされます。この鏡餅は明治の初期頃より5・6俵前後の鏡餅がお供えされたことに始まり、明治・大正を経て昭和15年に当社が国幣小社(こくへいしょうしゃ)に列格された頃から次第に大きくなり、昭和30年代から奉納地の名誉にかけて益々大きくなり現在に至っています。 高さ2m35cm/直径2m40cm/重量 約4t(楼門を通り拝殿にお供え出来る最大の大きさ)

儺負人(神男)参籠
(なおいにん(しんおとこ)さんろう)

儺負人(神男)は、午後5時に差定符を持って親兄弟・親戚に送られ楼門(ろうもん)前に到着します。この日より儺追殿に入り三日三夜お籠(こもり)をします。

     
土餅搗神事並秘符認
(つちもちつきしんじならびにひふしたため)

土餅(昨年の夜儺追神事において焼かれた礫(つぶて)の灰を餅に包み、外も真黒に灰をぬった餅、土餅(つちもち)・灰餅・儺追餅とも言う)を宮司が搗きます。これは、ありとあらゆる罪穢れを搗き込んだものと信じられ、夜儺追神事で儺負人に背負わせ追放する神聖なお餅です。土餅搗神事に引き続き、宮司が御神前において「一宮 真清田神社・二宮 大縣神社・三宮 熱田神宮・総社 尾張大國霊神社」の四柱の神様の御神名を奉書に認め秘符をつくります。これは、御鉄鉾(おてっしょう)(3m程の大榊で儺追神事の神籬(ひもろぎ)に結び付けられます。

大鏡餅飾付

9時ごろから鉄鉾会員の指導により、奉賛会員が大鏡餅を大型トラックに積み飾り付けを行ないます。また、翌日の奉納パレードの準備も行なわれます。

大鏡餅奉納
(おおかがみもちほうのう)

お祓いの後、道々をお祓いする神職に先導され国府宮に向けて奉納パレードを行ないます。午後1時頃神社の第2鳥居前に到着し、参道を奉賛会員等の手により曳かれます。楼門をとおりレッカーに吊られ拝殿にお供えされます。お供えされた後、本殿において大鏡餅奉納奉告祭を斎行します。

歴代大鏡餅奉納年表

庁舎神事
(ちょうやしんじ)

境内東南にあります庁舎(ちょうや)において、「一宮 真清田神社・二宮 大縣神社・三宮 熱田神宮・総社 尾張大國霊神社」の四柱の神様をお招きし、天下泰平・悪疫退散・五穀豊穣を祈る古式豊かな神事であり、儺追神事の前夜祭にあたる神事です。

儺追神事(はだか祭)

<このはだか男達の揉みあいは、江戸時代末頃から始まりました。>

儺追神事の当日は、朝5時に行なう「神男一番祈祷」を皮切りに、厄除けのご祈祷を受ける人や御守りの「なおいぎれ」等を受ける人々で境内は雑踏します。午後三時になると神男が参列し、本殿において「儺追神事」を斎行します。その頃拝殿の外では近隣各地区からの裸男達の集団が次々と「なおい笹」を捧げ喚声を上げて威勢良く拝殿へ駆け込んで来ます。最後に小池正明寺地区の手桶隊が登場し、裸男達をめがけて水をかけます。すると裸男達は待ちわびたかのように一層大きな喚声を上げ神男の登場を待ちます。

この時から神社周辺は異様な雰囲気に包まれます。神事の最中、神男は警護の者に守られ、全身無垢の姿で参道に群がっている裸男達の中に飛び出します。 裸男達は、神男に触れる事で自分達の厄災を祓うことが出来ると信じ、一斉に神男に殺到します。 神男が、はだかの群集に揉まれ触れられ人々の厄災を一身に受けて儺追殿に納まった後、神事が終了致します。

     
夜儺追神事
(よなおいしんじ)

昼間の激しいお祭が終わり、草木も眠る真夜中の午前三時に庁舎(ちょうや)において斎行されます。儺負人(神男)に、天下の厄災を搗き込んだとされる土餅を背負わせ、御神宝の大鳴鈴(おおなるすず)や桃と柳の小枝で作られた礫(つぶて)にて追い立てて、境外へ追い出します。追い出された儺負人(神男)は、家路につく途中土餅を捨てます。この土餅を神職の手により埋める事で、世に生じた罪穢悪鬼を土中に還し、国土の平穏を現出するのであります。この神事が儺追神事の本義であり、称徳天皇の御世より現代に至るまで最も神聖視され重要視されています。

大鏡餅餅切始
(おおかがみもちもちきりはじめ)

お祓いの後、大鏡餅を切り分け儺追殿において一般の方に授与しております。毎年この餅を買う為に多勢の方々が行列をつくります。この餅には夏病みをしないという信仰がある為です。

的射神事
(まといしんじ)

旧暦正月17日に庁舎にて斎行致します。通称「おまとう」と言われ、儺追関連の終幕を飾る神事です。「尾張大國霊大神・大御霊大神・宗形大神」の三柱の神様をお招きし、悪疫退散・産業繁栄をお祈りします。その後「山・谷・星」の的を設け、桑の弓にうつぎの矢をつがえて的を射、魔を祓う当社の特殊神事です。

なおい茶会

昔から薬用として喫されてきたお茶を通じて、「はだか祭」の厄災除けの信仰を生かし、「儺追」の一行事として催しております。 神男が三日三夜お籠りをした儺追殿で、松尾流松蔭会各支部によって毎年交代で釜がかけられます。当日の参会者は約2000名にもなり、真に国府宮らしい茶会であります。参会者には、茶席において杉板で作った絵馬銘々菓子器を、別席において「なおいぎれ」と「大鏡餅」を進呈しております。また、協賛行事として華道各流の小品花を広間に生けてあります。開催時間は、午前10時より午後3時まで、茶券は当日券2,500円でございます。


歴代ポスター

1982年

1983年

1984年

1985年

1986年

1988年

1989年

1990年

1991年

1993年

1995年

1995年B3版

2000年

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